講師紹介

てらしま ちはる
てらしま ちはる
絵本研究家/ワークショッププランナー/講師
絵本研究家/ワークショッププランナー/講師。東京学芸大学大学院個人研究員。
出版社で絵本編集者を経験したのち、東京学芸大学大学院(教育学研究科美術教育専攻)の笠原広一研究室で絵本関連ワークショップを、鈴木廣之研究室で戦後日本絵本史を研究し、2020年3月に修了。ウェブや雑誌で絵本関連の寄稿をしながら、絵本を含む美術系ワークショップを研究の一環で行い、絵本や取材手法に関する知識やノウハウをオリジナル講義に転換して講師業に還元している。
主な著作にウェブ連載「子どもの視点でストン!とわかる絵本〜てらしま家の絵本棚から〜」(絵本ナビスタイル)があり、2019年2月から連載継続中である。過去には、国内初の子ども向けアプリケーションライターとして、ウェブ連載「e絵本」(リセマム)を2011年10月〜2013年4月まで執筆し、取り上げたアプリケーション数は70を超える。
絵本関連ワークショップ研究では分野初となる先行研究調査などを行い、成果の一部を学術論文「日本における絵本関連ワークショップの先行研究調査」(アートミーツケア学会オンラインジャーナル第11号、2020年3月発行)に発表した。
教育学修士。日本児童文芸家協会、絵本学会会員。
キャリア
留学生向け
その他

おすすめポイント

絵本、取材執筆、ワークショップという3つの専門テーマを持ち、ときにクロスオーバーさせながら、生徒が自ら思考するための独自講義を提供しています。特に絵本は「子ども向け」のテーマと誤解されがちですが、他テーマ同様、大人を対象としても十分に機能する幅広い講義を作ることができます。生徒の可能性をうまく引き出して高める講義は、いずれの実施校でも高い評価を得ています。

実績

  • キャリアを考えるための造形ワークショップ講座

    【進路指導・キャリア考察向け、その他可】
    これからのキャリアを「自分本位」で考えるための講座。学生の進路相談や、企業人のキャリア考察シーンで、1〜3人までの参加者で行う。受講者による造形活動と講師主導のインタビューを組み合わせ、各自が心から望むキャリアの方向性を見定められるよう指導する。事前に、受講者各自に容易に調達できる造形材料(読み終わった雑誌などを予定)を用意してもらう。準備物が各自の手元にある状態で、オンライン上でつながり、まずグループインタビューを行う。その内容を受けて造形活動を行い、生徒各自が思考を整理していく手助けをする。造形活動終了後には聞き取りを行い、これからへの積極的な展望を抱けるフォローまで行う。
  • 子ども向けデジタルアプリケーションのストア宣伝文作成講座

    【技術系学校・美術系学校向け、その他可】
    App store、Google playで表示される際に、訴求力の高い宣伝文を、受講者が制作中の子ども向けアプリケーション用に講座内で作成する。オリジナル教材を使用し、生徒各自がそれぞれに異なる文章を作成できるよう指導する。
    ※宣伝文の完成までを要望される場合は、講義後の添削指導をつけることをお薦めします(別途、添削料が発生)。
  • 子ども向けデジタルアプリケーションのこれまで・これから

    【技術系学校・美術系学校向け、その他可】
    2010年に日本国内で子ども向けデジタルアプリケーションが初めて登場してから現在に至るまで、その変遷を観察しつづける講師が、表現内容にフォーカスして解説する。これまでの作品例やいま求められている表現について把握した後で、受講者自身がこれから制作するならば、どんな表現や構成があり得るかを考察する。
  • 子どもの目をワークで体験! 絵本をちゃんと読めるようになる講座※

    【保育系学校、その他可】※
    絵本は大人にとっても奥深いメディア。ときに「子ども向け」「表現が稚拙」と大いに誤解されがちな絵本を、「正しく読む」ために、複数の絵本作品を読み解くワークで体験理解をうながす。子ども時代に400冊の絵本蔵書にかこまれて過ごし、子どもの視点をエッセイ連載する講師本人が、生徒の歩幅にあわせて、絵本の本当の楽しみを説く。
    ※オンラインでの著作権環境が整った教育機関で開講します。それ以外の場合、絵本の使用許諾を得るため事前に時間を要し、別途許諾料が発生する場合があります。
  • あつまれ!日本の絵本たち※

    【留学生・保育系学校向け、その他可】
    独自の絵本文化がゆたかに流れる国、日本。その歴史的な流れや、ジャンル別の名作を紹介しながら、絵本を日本文化の一部として楽しむ土壌を形成する。
    ※オンラインでの著作権環境が整った教育機関で開講します。それ以外の場合、絵本の使用許諾を得るため事前に時間を要し、別途許諾料が発生する場合があります。
  • 赤ちゃん絵本ってどんなもの?※

    【保育系学校、その他可】
    赤ちゃん絵本の例やジャンル紹介をしながら、ワークショップ形式で赤ちゃん絵本に親しむ講座。赤ちゃん絵本がなぜ必要か、どんな読み方が適切か、絵本を読む意味など、赤ちゃん絵本というジャンルを切り口に、絵本全般へと視点が広がるよう指導する。
    ※オンラインでの著作権環境が整った教育機関で開講します。それ以外の場合、絵本の使用許諾を得るため事前に時間を要し、別途許諾料が発生する場合があります。
  • 絵本関連ワークショップの実態とこれから

    【美術系学校・保育系学校向け、その他可】
    講師自身が行った、絵本関連ワークショップに関する国内初の研究調査にもとづき、絵本関連ワークショップがこれまでにどう研究されてきたかや、絵本関連ワークショップの実態を伝える。講義後半では、これらの内容をふまえた上で、新たな試みとしてどんなものが考えられるかを想像し、議論する。
  • 「愚痴」のチカラをとことん使う!現状把握・問題点発見講座

    【美術系学校・保育系学校向け、その他可】
    後ろ向きと思われがちな「愚痴」を、グループで多角的にとことん出し切り、集団の現状把握や問題点をはっきりさせる講座。参加者は1〜10名程度。段階的なワークによって、負のチカラを前向きに転換し、向かうべき方向への一歩を踏み出す準備にする。