東京工業大学大学院生命理工学研究科修了後、予備校講師などを経て現職
数学と社会の関わりについて研究し、「ビジネス数学」という新しいジャンルを開拓。「ビジネス数学」に関する講座や検定試験などの企画・運営を手がける。
「ビジネス数学検定」から得られたデータをもとに、数字が苦手なビジネスパーソンが、まず押さえるべき数字の勘所を分析し、2012年6月に数字が苦手なビジネスパーソ向けの「ビジネス数学講座」を日本で初めて開講。
数字に関するこれまでになかったタイプの研修コンテンツとして、多くの数字が苦手なビジネスパーソンを救済し2019年3月までの研修受講者数は累計で10,000人を突破。
また、数学の活用に関する高校生・大学生向けの講演についても多数の実績を持つ。
講師紹介
近藤恵介
こんどう けいすけ
公益財団法人 日本数学検定協会 普及部・普及グループ マネジャー
ビジネス
- ビジネス数学
- データ分析
- ビジネスその他
おすすめポイント
いわゆる数学の授業とは違ったアプローチで、データの見方・活用能力を伸ばす「ビジネス数学」に携わって10年が経過しました。
2012年から企業向け研修を開始し延べ10,000人以上の数字の苦手を解消した実績がありますので、データ分析の重要性が高まるこれからの世の中で必須の知識を楽しく学びましょう!
主な講義テーマ
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ビジネス数学基礎講座
[1]数学が苦手な学生のためのプログラム
数学に苦手意識を持つ学生は中学・高校で数学に散々苦しめられたトラウマを持っているケースが多いです。
ビジネス数学講座では従来の数学の講義・授業とは異なるアプローチで「数字やデータの見方」に重点を置いた講義を展開しますので、数学が苦手な学生にも無理なく受講・学習することが可能です。
[2]ビジネス数学の「5つの力」の向上
データをつかむ「把握力」、使える情報に加工する「分析力」、数的根拠から最適解を選ぶ「選択」、未来を予測する「予測力」、的確に伝える「表現力」の5つの力の向上をめざします。
[3]「ざっくり」と数字を使う数的感覚の養成
電卓や表計算ソフトは単なるツールにすぎないので、間違った入力をすれば間違った答えしか出てきません。
数字のミスを防ぐには概算によって「だいたいこのくらいの数値になるよね…」といったざっくりとした数字をすばやく思いうかべられるかがカギなのです!
本講義ではデータを素早く処理するための「データセンス」の向上を図ります。 -
ビジネスで使える統計講座
[1]統計の基礎を理解する
統計データは眺めているだけでは単なる数字の羅列にすぎません。
統計データをきちんと読み取るには「数値」と「ばらつき」の2つに着目し、「平均値」「中央値」「標準偏差」などの基本統計量を読み取る必要があるのです。
まずは基本統計量の求め方・読み方について確認しましょう。
[2]データを「読む力」と「伝える力」
統計データから得た情報は活用できて初めて意味を持ちます。
しかし、統計情報を数値のまま伝えても意図した内容が伝わらないことが多いです。
情報を効果的に伝えるためには図表やグラフを適切に活用することが必須です。
[3]よく使う分析手法を身につける
分析手法は数多く存在しますがデータ分析の専門家でもない限り、使用する分析手法はそれほど多くありません。
本講義では広く一般的に使われている分析手法である「相関」と「単回帰分析」の活用方法について学びます。
実績
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学校授業
多摩大学、前橋国際大学 など -
企業研修
リクルートマネジメントソリューションズ、NTTラーニングシステムズ など -
その他教材開発・書籍執筆等
実践!ビジネス数学検定2級(日経BP社)、実践!ビジネス数学検定3級(日経BP社)