講師紹介

中村 力
なかむら ちから
公益財団法人 日本数学検定協会 学習数学研究所 研究員
北海道大学大学院理学研究科修了
JFEスチール(株)などを経て、公益財団法人 日本数学検定協会に勤務。
著書として、「ビジネスで使いこなす定量・定性分析大全」日本実業出版社、「完全ガイド!数学検定1級」森北出版 など多数ある。
気象予報士、並びに数学検定と漢字検定はともに1級合格の資格をもつ。
IT
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  • データサイエンス
ビジネス
  • ビジネスその他
その他

おすすめポイント

北大大学院修了後、企業(JFE etc)でのビジネス経験があり、当協会で実施しているビジネス数学検定のフレームワークや問題作成を行なった。また数学検定1級に合格後、小・中学校の児童生徒や社会人への算数検定・数学検定の指導経験は10年以上ある。数学が科学・技術、経済・ビジネスなど広く深く関わっていることを理系だけでなく、文系の方々へも伝えていくことができればと切に思っている。気象予報士の資格有り。

主な講義テーマ

  • ビジネスで使いこなす定量分析&定性分析

    ねらい:様々なビジネス局面で、定量分析、定性分析による思考分析で「踏ん張りがきく」ビジネスパーソンになっていただく。
    (1)定量分析と定性分析の関係
    (2)定量分析による意思決定-各種ケーススタディ
    (3)定性分析による問題解決-各種ケーススタディ
    (4)最新事例への適用
    ※ 拙著「ビジネスで使いこなす定量・定性分析」 日本実業出版社 参照
  • AI&データサイエンスのための基礎数学

    ねらい:AIやデータサイエンスに関係する、中学から高校・大学で学ぶ数学のエッセンスとテクニックを理解いただく。
    (1)中学校数学-比例と反比例、1次関数、三平方の定理
    (2)高校数学1-2次関数、三角関数、対数関数、数列etc
    (3)高校数学2-微分・積分、統計学
    (4)大学数学-偏微分、最適化問題
  • これだけは押さえておきたい AI&データサイエンスの基本用語

    ねらい:AIやデータサイエンス基本用語と基本概念・意味をきちんと紐づけて理解いただく。
    (1)データサイエンスとAIの関係
    (2)機械学習と深層学習の関係
    (3)機械学習の各手法
       -教師あり学習と教師なし学習
       -回帰と分類 etc
    (4)深層学習
       -ニューラルネットワークの基本モデル
       -活性化関数、確率的勾配法
       -誤差逆伝播法 etc
  • 中学校数学から見えてくる経済学の仕組み

    ねらい:ミクロ・マクロ経済学には実に数学が多用されていることを、中学数学から高校・大学数学を概観しながら、その内容と関係性について理解いただく。
    (1)変数と関数-消費関数、生産関数 etc
    (2)数列・級数-乗数理論、投資関数(現在価値)etc
    (3)微分-価格弾力性、限界概念、限界費用と平均費用 etc
    (4)偏微分
    (5)条件付き最大・最小問題
  • 「数学検定」の出題問題から見えてくる社会・科学とのかかわり

    ねらい:公益財団法人 日本数学検定協会が行っている「数学検定」は、我々の日常生活、自然、社会や科学にかかわっている問題が出題されている。これらの問題を紹介・解説しながら算数や数学の多用性・実用性を説き、受講者の算数・数学への興味喚起と数理リテラシーの向上を図る。
    (1)生活・社会・文化をみる編-「さくら前線」の移動速度は etc
    (2)自然現象・科学・技術を観る編 -周波数と音階にも数学が etc
    (3)発展・応用編 -地震のエネルギーとマグニチュードの関係 etc
    ※ 拙著「数学で社会/自然と遊ぶ本」 学芸みらい社 参照

実績

  • 学校授業

    小・中学校での算数検定や数学検定のための対策指導
  • その他教材開発・書籍執筆等

    書籍執筆:「ビジネスで使いこなす定量・定性分析」… 日本実業出版社
    数学検定1級、準1級レベルの対策本 … 森北出版社
    教材開発:ビジネス数学検定の初期問題作成(レベル毎)